ムーポンのバレエ日記

時々しゃもじ

三日連続でのリハーサルを終えて

こんばんわ、むーぽんです。

舞台まであと1ヵ月と迫ってきました。リハーサルも順調に進んで、だいぶ音が体に入ってきました。

 

そして、怒涛の三連ちゃんでリハーサルしてきました。

 

わたしは、毎日バレエのレッスンをするのが苦手です。(できても2日連続ね。)

体の疲れを引きずって翌日のレッスンをするのがあまり好きではありません。

なので、レッスンは基本的に週3日~4日(月・木・土たまに水も)と決めていて、それ以上はしません。←偉そう!!

毎日レッスンしても問題ない人ももちろんいますが、わたしはレッスンへのモチベーションが下がってしまいダメなのです。

 

よって、三日連続でレッスンするということはかなりレアなパターンですね。

でも、バリエーションに慣れるには回数をこなすことも大事かなぁとも思います。

結局、週1回程度で覚えても、次のレッスンで言われたことを忘れてしまったり、できるようになった部分の感覚が薄れてしまったり、レッスンの間隔が空くとそういったことが出てきます。

※いつまでたっても出来ないこともしばしば

 

そこで、連続(連日も含む)でバリエーションを踊ると良いこと!をいくつか挙げてみるので参考にしてみてください。

 

 

①体力がとんでもなく向上する

これは、目に見えて分かります!なぜならば、踊っていて疲れるペースが変わるのです。いつも息切れする部分がどんどん後半に向かっていきます。

本番近くになると最後まで体力を切らさず踊りきれるようになります!!これは本当です。

バリエーションは、30秒位にぶった切って踊ると疲れていないので余裕で踊れますが、通して踊ると疲労が蓄積するので出来るものも出来なくなるというのがお決まりのパターンです。

 

それが、通しで何度も踊りこむことで、疲労している中で(苦しみながら)踊ることを体が覚え、1回目の通しリハ程度では息が上がらなくなってきます。

本番に、はぁーはぁー息が上がりながら踊るのは避けたいものです。

 

 

②音が体になじむ

これは表現が難しいのですが、順番を気にして踊ると細部まで表現することが難しくなります。先生に注意されたことも順番を気にして踊っていたら、それどころじゃないですよね。

音が体に馴染んで自然に踊れるようになると、今度は踊りの細部にも注意しながら踊ることが出来ますよ!

もちろん時間をかけて順番を覚えることもできますが、できれば数回のレッスンで順番はモノにして、踊りの細部を追求するのに時間を費やしたいですよね。

 

音がかかっていたら自然に踊れるようになるまで繰り返し踊りますが、わたしの場合10回程度踊るとある程度振付が体に入り、自然に踊れるようになります。

 

これは、人によって感覚が違うと思いますので、踊りにすぐ慣れる人もいれば、時間がかかる人もいますよね。

 

例えば1回のレッスンで3回通して踊った場合、三日連続でレッスンすれば9回通して踊るので、音に慣れて(順番を考えなくとも)自然に踊れるようになっていると思われます(個人的な感想ですが!!)。

 

レッスンの間隔が空くと、踊る前にまず振付の確認作業から入ることになり時間のロスにもつながります。連続でレッスンする場合は、そういった無駄な時間が発生しません。

※ピアノの演奏で言うと暗譜に近いかもしれないですね。

 

 

③苦手な部分へのアプローチを何度も通しで試せる

例えば、週1回のレッスンで、2回通して踊るチャンスがあったとして、苦手な部分への挑戦はこの2回で試すしかないですが。

 

そこで乗り越えることができない場合は、また来週に持ち越しとなり、苦手部分の克服に時間がかかってしまいます。

 

苦手な部分は自分でも分かりますし、その部分への挑戦は何度も行い克服したうえで、できれば自信がつくまで繰り返し練習したいものです。

 

バリエーションは1曲踊るのに結構な体力を使うので、何度も通しで踊ることはできません。できてもクオリティーが確実に落ちます。

 

先生も、初めから通しで踊りを見るのは大変ですし、できれば1回目で注意したことを2回目でどれだけ良くなっているのか見たいので、そう1日に何度も通しで見ることは不可能です。

 

前日で失敗した部分や苦手な部分に対する修正を翌日にやった方が、1週間空けてやるよりも断然意味がありますよね!!そして絶対的に上達のスピードが速いです。

 

考えるよりもまずはやってみる!!の精神に近いかもしれません。

そうなると一日でできる回数は限られるので、数日続けてレッスンを行う必要性が自ずと出てくるわけです。

 

 

と、まぁ、連続でバリエーションを踊ることのメリットを挙げたわけですが、ダントツで効果が上がるのは①の体力ですね。

これは、きっと踊る本人が一番分かる部分だと思います。

ただし、本番前に自分を追い込むと疲労が溜まって、本番がグダグダになってしまうと困るので、回数を重ねて自分を追い込むのは2週間前位までにしておいた方が良いと思います(大人リーナに限り!)。

 

大人は疲労を回復させるのも時間がかかるし、筋肉痛を引きずって本番も嫌です。

バリエーション後の自分の身体、体力の回復加減を理解し、どこまで追い込むか考えてレッスンし、ダメな時は遠慮せずに休むことも大事です。

 

発表会に初めて参加する場合、周りの生徒さんに合わせてレッスンをすると思いますが、リハーサルは基本的に休むのは厳禁なので通常のレッスン回数を調整し、体力を回復させつつリハーサルに全体力を注げるようになれば良いのです。

 

稀にレッスンに毎日のように出ても平気な人もいますが、みんながそういうわけはありませんので安心してください!

 

そこは他人に合わせる必要は無いので、焦らず自分の回復ペースを考えてリハーサルに全力投球できるようにしてみてください。

 

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