ムーポンのバレエ日記

時々しゃもじ

舞台で使う衣装を決める

バレエの貸衣裳を探す前に

こんばんわ、ムーポンです。

今日は今回の舞台で使用する衣装を探した時のことを書きます。

発表会の衣装は主にスタジオが手配することが多いので、個人で手配することはあまりありません

しかし、今回は個人での参加に近かったので衣装は自分で探して、手配をスタジオに依頼する形をとりました。

※一応スタジオの肩書を背負ってます。

 

よく貸衣裳屋さんのホームページを見ると、スタジオ単位での申し込みが大半であることが分かります。つまり個人での申込をOKとしている衣装屋さんが少ないため、個人で申し込む場合は注意が必要です。

 

衣装のタイプを考える(決める)

衣装のタイプは様々です。

でも、様々な役柄には決まった衣装もありますので、そういったイメージとかけ離れた衣装を選ぶのは危険です。例えば、貴族なのに村娘の衣装を使用するとか。

主に衣装は、クラシックチュチュ、ロマンチックチュチュ、キャラクター、ジョーゼットに分かれます。

 

クラシックバレエといえば、クラシックチュチュですが、スカートが長いロマンチックチュチュも可愛いですね。キャラクターというのは村娘やチャルダッシュ、チャイナ、トレパックなど役柄に合った特徴的な衣装を指します。

 

※村娘は決まってエプロンが付いています。中国の踊りはチャイナ服のような作りです。この辺は決まった衣装なので比較的探し易いですよ。

 

ジョーゼットは表現し難いので、代表的な役の動画を載せておきます。


www.youtube.com

 


www.youtube.com

 

実は、バリエーションの種類によっては、クラシックチュチュを採用するバレエ団とジョーゼットの衣装を採用するバレエ団で分かれることがあります。

動画にある海賊などは良い例で、どちらもあるので先生と相談して決めてくださいね!!

 

 

衣装のサイズを知る

大人リーナを参考に考えますと、大人サイズの衣装を探す必要があります。

なぜこんなことを書いているのかと言いますと、衣装屋さんの多くが子供のコンクールや発表会用に在庫を用意している場合がほとんどです。

 

バレエ団に所属するプロダンサーの場合は、バレエ団で所有する衣装があるので衣装を借りる必要が無いので、大人バレリーナの衣装は需要が少ないようです。

 

よって、可愛いと思ってもサイズを確認すると小さいものしかないという場合が結構あります。

 

中には衣装屋さんに相談すると大人サイズで作ってくれる場合もありますが、それはレアなのであまり期待できないです。

 

自分の身長に合った衣装サイズを探し、在庫の確認をしましょう。

 

衣装屋さんのホームページで衣装を探す

上記の順番で着る衣装の種類とサイズを理解したうえで、早速衣装を探してみましょう!!

私がよく見ていた衣装屋さんのホームページは、「衣装畑」、「オフィーリア」、「bcコスチューム」ですね。前回の発表会でもこの衣装屋さんから衣装を借りたようです。

衣装畑:https://ishoubatake.com/?gclid=EAIaIQobChMIlKTripO89wIVENGWCh0-EQqwEAAYASAAEgLGsfD_BwE

オフィーリア:https://www.ophe-lia.com/

bcコスチューム:https://www.bc-costume.co.jp/

カタログを取り寄せて決めても良いですし、衣装屋さんによってはお試しで何着か着てから決めることも出来ます。

衣装屋さんによって、全然イメージが違うのでよく比較したほうが良いです。

 

例えば、ピンとチュチュが張ったものもあれば、スカートのようにチュチュが下に下がったタイプもあります。

 

チュチュにレースを付けたものや、中のチュールの色が違ったり(色が付いていたり、グラデーションになっているものもあります)、衣装屋さんによって扱っている衣装もかなり違うので、よく観察して決めてくださいね!!

 

自分のサイズを測って早速注文

衣装を頼む際に、自分のサイズを衣装屋さんに知らせる必要があります。

これは、衣装屋さんが衣装のサイズ調整を事前にしたうえで納品する必要があるからです。

 

ムシの調整や、パンツ部分の取り換え等を行ってくれますので、大人でも着れるように直してくれます!!

※ウエストが入らない場合は、あて布を付けてサイズを広げることも出来ます。

 

あて布を自分で縫うように、布だけ送られてくる場合もあるので、お裁縫に自信が無い場合はよく衣装屋さんに確認するようにしたうえで申し込んでくださいね。

 

また、サイズを測る場合は、可能であれば先生など自分以外の人間に測ってもらうようにしてください。

測る部分が結構沢山あり、自分で自分を測るのは難しいので、手伝ってもらうのがベストです!!

 

衣装が届いたら

必ず一度は袖を通して、きつく無いか、緩くないか確認してください。

これはきつくても緩くてもどちらもダメです。丁度良いサイズに調整しましょう。踊りにくい衣装で臨んで失敗なんてことは本末転倒です!!

 

衣装屋さんによって届く日は異なりますが、本番2週間前位に到着するので(ゲネプロ前に届くように設定されている場合がほとんど)、リハーサルで数回着用可能ですよね。

 

そして、借りた衣装は汚さないように気を付けて扱ってください。衣装袋に入れる場合も、一度大きなポリ袋に入れたうえでしまうとより安全に運べます。(雨の日の移動で濡れないように、その他事故により汚れないように)

 

頭飾りと袖の飾りも無くさないように細心の注意が必要です!

 

特に頭飾りは曲がったり、ビーズが取れたりする場合があるので、大きな空き箱(お菓子の箱等)を取っておいて活用すると良いです。

 

空き箱といっても高さのある箱が必要なので、当てはまるものは少ないですが、意外に気に留めずに捨ててたりもするので、普段から気にしておくと集まりますよ!

 

下の画像は娘の頭飾り。この辺は立っているので潰れないように保管が必要。箱に入れておくのがベストなパターン。本番が終わるまでは先生が保管してくれるので我が娘のバレエ教室は親切ですが、大人の場合は個人での保管もあり得るので空き箱は取っときましょう!!

 

 

本番の翌日までに返却

衣装は基本的に本番日の翌日までに衣装屋さんに返却発送が必要です。

備品類(頭飾り、袖等)を確認して、すぐに発送します。

※自分で作ったムシやあて布等があれば、発送前に外して元通りにします。

ダンボールに一式入れて衣装屋さんに発送しましょう。

 

最後に

正直なところ、バレエを始めたばかりの人がいきなり個人で衣装を手配するのはハードルが高いです!

もし、個人で借りる場合は、やったことのある人によく聞いて相談しながら進めてください。

わたしは、その過程さえも不安だったので、スタジオに手配を依頼しています。

衣装が届くのは先の話なので、届いたらまた記事に書きたいと思います!!

 

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